マクロファージ 2番目のお仕事<抗原提示>
(これば 病原体に対するのお仕事です)
マクロファージというと病原体の侵入に対して 病原体を
ドン食(食べる)だけでなく 食べた病原体のデーターを免疫中枢に
伝えるセンサーの役割もすることが知られています。
これを 「抗原提示」 といいます。
<病原体の力が大きいと免疫中枢に援軍要請(抗体やキラーTなで)です。>
IgEをはじめ 抗体は 抗原がないと造られません。(自己免疫除く)
では・・・
アトピーで荒れた皮膚は (アレルギー)
マクロファージが食べた細胞は 主に自分自身のダメージ細胞
病原体を食べたわけではないので、抗体云々のセンサー機能はあまり機能しないのです。
「けがの薬」 といわれます。
けが 火傷などで できた除去しなければいけないダメージ細胞は自分自身の細胞です。
当然 怪我しても 普通抗体はできません。
つまり 怪我の薬では 抗体を発動する免疫中枢部には 届きにくいのです。
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マクロファージの2つの仕事がごっちゃになっています。
もういちど
2つの仕事は 「呑食」 と 「抗原提示」
ルミンAのマクロファージ活性は その 「呑食」能力が 主
またアレルギーで呑食したものは 自分のダメージ細胞
(病原体でないから抗体云々にはならない)
抗体を操作 製造するには 抗原(病原体)が必要だが 自分の細胞は
通常下では抗原にならない。(自己免疫特殊疾患を除く)
IgEは 抗体なので 呑食作用増強だけでは 免疫補正やIgEを減らす
シグナルはなかなか 発生しない。
しかし 呑食でアレルギー炎症部位が 減ると症状が緩和されるので
根治治療になるような 勘違いが生まれる・・・・
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上記ないようだけでも 分かりにくいのですが 、
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マニアの方用に
病原体の進入で マクロファージなどのセンサー機能のある細胞が
敵の特徴を 免疫中枢の司令官 T細胞(ヘルパーT)に知らせます。
T細胞は 敵の種類・量により 中堅司令官に命令を出します。
TH1という中堅司令官 キラーT細胞を造らせ
TH2という中堅司令官 抗体を造らせ(B細胞が造る)
TH1とTH2は お互い競い合っていて 一方の力が強いと一方が弱まります。
IgEという アトピーなどの抗体は TH2が 優位すぎておきてます。
TH1司令管側の免疫を 細胞性免疫といいます。
細菌などをやっつけるのを得意としています。
世の中が 綺麗になりすぎて細菌がいないと TH1側の力が
落ち結果TH2が有意になります。(学説)
さらに深く
この Th1 Th2 の均衡理論だけではで 説明しきれないとこがでてきました。
Th17と Treg 、というさらに2つの T細胞の存在です。
2つでも理解しにくいのに 4つのT細胞バランスなんてややこしくてなかなかうまく言えません。
奥が深いのは この Th17 Treg は HIF(低酸素誘導因子)などと絡んでいることも一因です。
低酸素→低体温 冷えはよくないということが
バックグラウンドにあると思っていれば治療方針に役立つとおもわれます。
(マニアの方は TH17 Treg HIF などで検索していみてください。)
治療のコツは 免疫刺激と冷えからの回避。。。
当薬局では 低酸素の滋養強壮によく使っているのが 松寿仙(アカマツ クマ笹エキス)
です。
アトピーなどの 皮膚炎の炎症部位は 低酸素になります。
(からだの体温が高めだからといって 低酸素部位がないけではありません 僅か1ミリ四方
のなかにも細胞は数万個あります。 数万個のなかに当然低酸素部位が存在します)
この 低酸素は 免疫中枢の TH17 Tregに影響を及ぼします。
参考文献 ココ ←素晴らしい解説です。
ようするに 免疫の方向性(刺激・腸内環境)改善と低酸素(血流改善)が
良い結果導く重要な要因になります。
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講師をして思うこと
ここが わかってない薬剤師 登録販売師(ルミンA販売者は)
あたかも 免疫中枢にシグナルを送り アレルギー補正を行い完治に導くもののように
勘違いして情報を伝えています。
ステロイドの過剰使用について
アラキドン酸発の炎症 アラキドン酸カスケード(アラキドン酸から炎症反応が滝のようにおきる)は
医歯薬 の大学で みんな習っています。
しかし 医療現場ではステロイドを多用 アラキドン酸からの炎症阻止は
治癒経路も止める説明ことになる説明が できていないことが多いです。(たまに医師も?)
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